何かタイトルすごいけどね。どうってことないといえば、どうってことない。仏壇近くの畳のところに海苔が入ってたカンカンにハンカチをかぶせて、その上に小さな骨ツボ、お花、線香たて、湯のみ茶碗がある。手作りミニミニ仏壇。我が家には三匹の猫がいる。上から順にタマ(メス、16歳)、ポポ(メス14歳)、モモ(オス、11歳)がいる、あ、いたと書くべきか。このうちの一番若いモモが20日23時40分に死んだ。多分ガン家系の太田家の猫の死因はガンだと思う。タマとポポはこのブログ担当の宏介の姉がもらってきた。モモは近所にいた置き去りにされた猫だったようだ。タマとポポのストーカーとして家によく遊びに来ていた。タマとポポからあまりもてなかった愛子さんがこっそりえさをやったりしていた。ある日、ケンカに負けて足を怪我したモモを愛子さんが病院に連れて行きそれ以来うちの猫になった。いいところのお坊ちゃんだったようで、コーヒーの残りが好物だった。モモって愛子さんが名づけ親だけど、「オスなのにモモっておかしいな、桃太郎のモモかな」と思っていた。つい最近知ったのだけど、モモの名前の由来は毛の色具合が牛みたいに白と黒だから、モウモウ、縮めてモモとなったらしい、お粗末。
それともう一つの風景というのは、仏壇に本がのってること。その本のタイトルが「自閉の子、太田宏介30歳、これからもよろしく」表紙カバーが頬杖ついてる宏介のモノクロ写真。いい表情しているしアップに耐えている。筆者はあの太田實先生。表紙カバー裏にこの先生がタマと一緒に写っている写真あり。とにかく今年の二月中旬からすすめてきた本ができあがった。良いとか悪いとか面白いとか面白くないとか、それはハナから気にしていなかったんだけど、ただ単純にうれしい。
ただこの先生はドーナツを見ずにドーナツの穴を見る性格の持ち主。650冊届いた本をどうしようかとクヨクヨしていた。有難いことに300冊近く予約注文していただいた方々に送ったり、届けたりするのがクヨクヨの原因。ドーナツそのものを見て「おいしそう」と言うであろう愛子さんは配達係り。宅急便で送る手伝いは愛子さんと同類の宏介の姉が小5の娘、小4の息子を上手に使いながら2時間ぐらいで手配してくれた。とてもさばけている方々です。
いよいよ28日は出版パーティー。天神のホテルで120人以上130人未満の方々が祝ってくれるんだそう。くれるんだそうって他人事みたいだけどね。